11月15日
ロンシャン競馬場の中。
平日の開催していない競馬場
何年も 凱旋門賞のテレビ中継でしか見たことの無かった ロンシャン競馬場
正門。
正門を入ると、真ん中に馬の像がお出迎えしてくれる おしゃれな階段。
階段のわきには フラッグ。
凱旋門賞 開催日には、ドレスアップした観客でにぎわっていますが、今日は ひっそり。
いつか日本馬が1着入線してくれる日を願いつつ。 また駅まで ホテホテ雨の中を傘をさしながら一人歩き。
昼ご飯を食べていなかったので、パリ オペラ座近くのカフェに思い切って入ってみる。
カフェ・・・といっても、パリでは日本でいうところの ファミリーレストランみたいな、、
そうですね・・・ちょっと高めな ロイヤルホスト のイメージでしょうか（笑）
お店に入るときは ボンジュール。
4日もいると 普通に言えるようになってました。
メニューを見る・・・
さっぱりわからん・・・。
カフェラテは、カフェクレームといえば出てくるという事は分かっていましたが。
お腹空いてるんだよね・・・ものすごく。
で、雨の中歩いていたから 暖かいものが食べたかった。
どれが暖かい食べ物なのか・・・
spaghetti
これはスパゲティーっぽい。
なんだか この単語の前に ごちゃごちゃと何か書いてるけれど、たぶんスパゲティだろう。
よし！ これにしよう。
カフェクレーム と、この謎の spaghetti を注文。
何か言っている・・・。 なんだろう。
ライスとスープのページを指さしてるけれど・・・。
スパゲティーにライスはいらんでしょう。
この2品でお願いしました。
で、まずは暖かい カフェラテが出てきた。
あ～あったまる。
さて、どんなスパゲティーが出てくるんだろう。
何故かナイフと、スプーンとフォークが来る。
なんでナイフが出てきたんだろう？？
待つこと15分ぐらい
ちょっと大き目な皿が来て・・・
あれ？？？
カツレツ・・・なのかな？
薄ぺら～～い カツレツだ！
で、添えてる程度の トマトスパゲティ。
これって・・・カツレツがメインで スパゲティーが添えられてるって事？？
あ～そうか。 だからライスとスープのページを見せてくれたんだ。
予想していたのは、スパゲティーメインの料理。
全然ちがった（涙）
外を見ると 雨。
もう・・・涙雨だよ。
雨に濡れてる窓の先に・・・ ぼんやり見慣れたマーク。
あれ・・・クロネコヤマトのマークじゃない？？
間違いない！ 猫マーク！！
見慣れたクロネコマークに見られながら、スパゲティー・・・というよりはカツレツを食べました。
お支払いをして、財布を見ると・・・
だんだん小銭が増えてきました。
翌日 帰国。
小銭は日本で換金してくれないから、極力紙幣ではなく、小銭でお会計をしていかないと。
スーパーにミネラルウォーターを買いに行きました。
お値段が表示されたけれど・・・
小銭をどう組み合わせたら このお値段になるんだろう？？
1ユーロの小銭より ５０セントの小銭のほうが大きいから混乱する・・・。
という前に、1ユーロって何セント？？ 100セントだよねぇ・・・。
仕方ない。
小銭を手のひらに いっぱい出して、店員さんにピックアップしてもらおう（笑）
ぽかんとしたレジの方。
苦笑いしながら一つ一つピックアップして、並べてくれました。
あ～これで このお値段になるんだ。
メルシーボクーと丁寧にあいさつをして、必須なエコバックに入れてお持ち帰り。
スーパーで入れるためのビニール袋は無料でくれません。
シレっと 3ユーロ と言われます。
最初 意味が解らなかったんだけれど、袋が欲しかったら3ユーロ追加で払わないといけない。
高いよ。3ユーロ。
最初のとき、たまたまバックに 小さくたたんだエコバック（いつも日本でも持ち歩いている）が入ってて良かった。
で、寒いし、疲れたし・・・でパリのオペラ座前のメインストリートを横断歩道を渡ってホテルに帰ろうとしたとき・・・。
わたってる最中に、横断歩道用の信号が 青から 赤にパッと変わってしまった。
パリの信号、日本みたいに点滅してから赤にならないんだよね。
のんびりしてると道のど真ん中で赤になっちゃう・・・。
で、あわてて走ってたら・・・
歩道の段差につまづいて ど派手にコケた。
持ってた 折り畳み傘だけが フワ～っと飛んで、先に歩道を渡っていた（笑）
ただでさえ濡れていたジーパンが・・・さらにすごいことになっちゃった・・・。
ホテルのフロントを足早に通り過ぎ、部屋へ直行。
1日 頑張ってくれて、さらに最後 パリの道を舞った傘を、だだっ広くて あまり使ってなかった部屋で ド～ンと広げて干しました。
翌日はチェックアウト。
最後の「チェックアウトお願いします」だけは、なんとかフランス語で言いたくて、電子辞書のフランス語会話集の音声機能を使って、「一夜漬け」で部屋で何度も発音練習。
フランス最終日 16日（土）
朝 7時ピッタリにホテルの朝食会場 ブラッセリーへ。
あ～ 焼き立てのクロワッサンも これが食べ納め。
テーブルで いれてくれる美味しいアールグレイの紅茶も飲み納め。
最終日の朝食は フランス語で過ごしました。
で、いよいよチェックアウト。
覚えたてのフランス語でチェックアウトをお願いする。
すると・・・ フロントのホテルマンさんが ベラベラ～～っとフランス語で何か言っている・・・。
まずい！ さっぱりわからない！
慌てて 英語で 「このフレーズしかフランス語 出来ないんです。 英語でお願いします」って言ったら・・・
「さっきのフランス語がパーフェクトだったから、フランス語 大丈夫だと思ったよ」って笑いながら英語で答えてくれた。
部屋の バーを昨日の夜 使ったか？ って聞いてたみたい。
何も使ってないよ。 と答えて、パリの宿泊税だけ最後にお支払い。
タクシーとか手配しようか？ と言ってくれたので、午後の3時に迎えが来るから、バゲッジだけ午後3時まで預かってほしい旨 伝えて、引換券もらって、最後、オルセー美術館へ。
目当ては
ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」
ゴッホ「自画像」
モネ・・・いっぱいあるけれど、
やっぱり ミレーの「落穂拾い」と「晩鐘」
ゴッホが一番奥にあることは事前に調べていたので、開館と同時に一番奥へ直行。
混む前に ゴッホ、ルノワール セザンヌ 等々一気に見ました。
ほぼほぼ回って、一番手前の ミレーに戻ってきたときは、入口付近は 土曜日という事もあり混雑していて・・・。
ここで最大のハプニング。
どえらい勢いで ぶつかってきた来館者。
私の肩から下げていたカメラと衝突！
あれっ！ と思ってカメラを見たら・・・
え～～っ！！ プロテクターレンズにがっつりヒビ入ってるよ（涙）
まあ、プロテクターレンズ回せば 撮影は可能だし・・・
あれっ 回らない！
うわ～～ 当たった部分のエッジが凹んでて外れない・・・
最悪・・・最後のお楽しみ ミレーを残して 主戦のカメラが戦線離脱とは・・・。
仕方ない。 同じカールツァイスレンズ搭載のコンパクトカメラを予備で持ってきてるし、スマホのカメラもあるし。
さて、落穂拾いと晩鐘・・・
あれ？？？？
なにか看板。
嘘でしょう？？？
「落穂拾い」と「晩鐘」貸出中！！！
ガックリ・・・。
何のためにオルセー美術館来たんだ（泣）
他のミレー作品も素晴らしいんだけど・・・
落ち込み度が半端無くて さら～～っと見て、オルセー美術館退散。
ため息つきつつ、セーヌ川沿いを歩いて ノートルダム大聖堂へ。
今は痛々しい姿だけれど、治ったらまた来たいです。
ホテルに午後3時に戻って 空港までJTB手配の車で送っていただきました。
出国手続きには長蛇の列。 1時間並んで、もうすぐって時に、外側から いきなり3人の中国人女性が「あなた中国人？」って中国語で話しかけてきて、私にチケットを見せている。
あ～出発時間 もうすぐだ・・・。
そしたら、私の前に割り込んで来ようとするから、さすがにカチっときてしまい・・・
「私は日本人だ！」と中国語で言い、
「みんな並んで待ってるんだ！ 遅れてきたのはそっちだろう！」と英語で言ったら、 何か中国語でまだ粘るから・・・
「知らん！列の最後方に行け！」と英語で言いきったら、私の前に割り込むのは さすがにあきらめて、私のさらに前の中国人のところまで行って、割り込んでた・・・。
周りざわつく。
何なんだあの お姉さんたちは。海外で外国語で言い合いするとは思わなかったわ。
最後で どえらく疲れる・・・。
無事 帰りの飛行機に搭乗
アナウンスがフランス語で始まるから、本当にANAかと思ってしまう（笑）
で、帰りも通路側。
よかった～と思って、パスポートしまおうと手に持っていたら、どっからどう見ても日本人のおばさまが、べらべらフランス語で話してくる。
私は「日本国のパスポート」をまだ手に持っている・・・。
1分ほど おばさまのフランス語を堪能した後、・・・「あなた日本語大丈夫？」
どっからどうみても 日本人でしょう！！！
で、フライト中・・・おばさま トイレに離席したいらしい。
また フランス語で話してくる・・・
頼む、あなたがフランス語を話せるのは十分解ったから。
最初に私が日本人だって解ってるでしょう・・・（涙）
もう・・・最後はふて寝。
日本時間 17日 午後3時15分 帰国。
いろいろ最後の最後までありましたが、充実した旅でした。
全てが新鮮で、未体験ばかりで。
ちょっと視野が広くなった気がしてます。
日本のトイレが素晴らしいことを帰国して実感しました（笑）
撮った写真枚数を見たら 400枚を超えてました・・・。
また行きたいですね。
フランスでビジターで乗馬もできると聞いたし。
落穂拾い・晩鐘 リベンジしなきゃ（笑）
