昨年、調教師試験に合格し、1年間の修行を経た 「福永祐一」
誕生日も 私とほぼ1週間ぐらいしか違わない同い年。
今日から福永厩舎の馬が出走(といっても、定年で解散した厩舎からの引継ぎ馬なんだけれど)という事で、午前中は3月1日に発売された祐一君の著書を読んでました。
祐一君のお父さんは「天才」と言われたトップジョッキー。
でも、大変な落馬事故に遭ってしまって、以後 車いす生活に。
祐一君も、競馬どころか乗馬にも興味は無かったらしく、将来はサッカー選手か、歴史が好きだから学校の先生になろうと思っていたそうです。
でも、サッカー選手になるには体も小さく、成績も中の上だし、進路どうしようか・・・と思っていたところに、家のお向かいさんが「武豊の実家」
当時 白いポルシェに乗ってたユタカを見て、自分の親も騎手だったし、自分にもワンチャンスあるんじゃないかと騎手を目指すことに。
でも、騎手課程試験に1度落ち、2度目で合格。
その後も 何かとお父さんと比較され「天才の息子なのにセンスすら無い」と陰でクスクス笑われていたそうだ。
そんな中、所属厩舎の調教師の先生は、馬主さんからのクレームが来ても、必死に防波堤になってくださって、自分の所属馬に騎乗させ続けてくれていた。
騎乗して勝たなければ、調教師の先生に迷惑がかかるのは当然だから、そこから祐一君の努力が始まった。
G1ジョッキーになってからも、馬を研究し、自分の騎乗技術も「中堅になってから」ゼロから見直して騎乗フォームを変えたりもしていた。
そんな祐一君を見ながら、私も会社員を続けてきた。
祐一君のインタビューを見て、今の私の方向性が固まったといってもいい言葉がある。
「必死に頑張っている人を見て笑う人は、その人が頑張っていない証だと思います。頑張っている人の気持ちが少しでもわかる人なら、笑うはずがありません」
なんでもいいから、頑張って何かチャレンジしよう。
マンネリ化しがちな会社員だけれど、仕事はささいな事にも手を抜かないように努めてきたし、毎日同じルーティーンになりそうな時期は、仕事とは全く関係ない資格試験の勉強をしてたりもしてた。
「応援してあげたい」と思っていただけるような謙虚な言葉や姿勢は、騎手も会社員も変わらないと思っている。
でも、度が過ぎる程 へりくだる必要も無く、言わなきゃいけないときはハッキリ言うことも教えてくれたのは、やはり同い年の祐一君の影響をかなり受けているとこは間違いない。
そんな祐一君は、名実ともにトップジョッキーになっていったけれど、40歳になっても「日本ダービー」だけは勝てていなかった。
お父さんも 日本ダービーを勝つ前に落馬事故で騎手生命を絶たれていたから、「ダービージョッキー」は福永家の悲願だった。
2018年。
初 日本ダービー制覇。
「祐一にダービーを勝たせたい」と 周囲の人たちが一丸となって自分を信じてくれた結果だと話していたけれど、多分 ホースマンのほとんどが思っていたんだと思う。
もちろんダービー馬を管理していた調教師さんは目頭を押さえて泣いていたし、負けた馬の調教師さんたちも、検量室で満面の笑みで祐一君を迎えていたからだ。
みんなから「応援したい」と思える人になれることが いかに大変で、すごいことかTV越しに教えてもらった。
その後、無敗の3冠馬コントレイルや、シャフリヤールでのダービー2連覇と、ジョッキーとして全盛期を迎えていたときに「調教師に転身」
セカンドキャリアをスタートさせた。
そして今日、調教師「福永祐一」は、騎手になるきっかけをくれた「武豊」にパドックで「足上げ」を行った。
私も中山競馬場だったら、見に行きたかったけれど、今日は阪神競馬場。
画面越しにみたけれど、パドックで歓声が上がっていた(笑)
「足上げ」で歓声が起こるなんて普通は無いことだから、今日 阪神競馬場に来場した人は「あの瞬間」が見たかったんだろうなって。
レースは「福永厩舎」の非売品ステッカーを握りしめて観戦。
我々世代 憧れの「シャア専用」をモチーフにした厩舎ロゴ。
勝ったかと思ったけれど、最後 ちょこっと追い込み馬にやられて「ハナ差」の2着。
TVの前で崩れ落ちた(笑)
これからの「福永厩舎」の活躍が 本当に楽しみです。
次は「川田将雅」の「足上げ」が話題になりそう・・・。
TEAM FUKUNAGA STABLE に参加している一人として、これからも追いかけていきたいですね。
会社員としては、4月から新年度がスタート。
私も また変化を求められそうな環境になりそうなので、頑張んなきゃなぁ・・・って。
ちょっと頻繁に変化を求められすぎて、困るんだけれど。
勤務中に使う持ち物も、ちょっと変えてみようかなぁ・・・と、考えています。
ボールペンだったり、持ち物に張っているステッカーを変更する程度になるとは思うんですが・・・。
4月は「名探偵コナン」の劇場版最新作があるので、これは見に行く予定。
前売り券も購入済
なにせ「函館が舞台」なので(笑)
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